どこかの国では「floss or die」という言葉あるとか……。
歯の手入れが大好きな人や、よく歯に物が詰まりやすい人がやるものだと思っていたデンタルフロス、今やフロスをすることが常識のようですね。
詰まっていないと思っていても意外に鶏の肉片とかほうれん草が詰まっている歯間。
口臭の原因も歯間からだったりすることもあるらしい。
歯周病の予防にもフロスが欠かせない。
子ども用のフロスもフレーバー付きの可愛らしい、使い捨てるのがもったいないくらいのものが販売されています。
うちの娘も毎日フロスです。
しかしそんなフロス、なかなかな私の歯間に合うものがなく、使わない日々が続いていました。
自分の歯間の狭さに気づいた日
多分私が初めて歯間を掃除したときに使ったのは小林製薬の糸ようじだと思います。
ごく一般的なやつですよね。
持ち手があって非常に使いやすい。
しかし、それを使い始めた思春期の頃から糸が自分の歯間に入っていかないなぁ……と思っていました。
結局「糸が入らないのなら食べかすや歯垢も入らないでしょ」と思い、フロスをしなくなってしまいました。
しかし、大人になり、ちょいちょい歯間に虫歯を作るようになって感じる危機感。
なんでしょう、歯間から入ってくる虫歯って、めちゃくちゃ静かに進行していくんですよね。
そして気づいたときにはもう神経抜かないといけないくらいの大惨事になってて、なんで!?ってなります。
やはり歯間を掃除しないとやばい……。
そう感じて、歯間ブラシやいろいろなメーカーのフロスを購入して試してみました。
まず、歯間ブラシは入らない。
そもそも歯の間に入っていかない。
ブラシの元にある針金が入る人じゃないと無理じゃないあれ?
だとすると結構歯間開いてる人じゃないと無理なのでは……?
そして、いろいろなメーカーのフロス。
みんなだめだ…。
細い糸が紙縒りになってるやつは、私の歯間に入らない、もしくは抜くときにブチブチィッって切れて、フロスが歯間に挟まったままになってしまう。
フロスが細いスポンジみたいになってるやつに希望を託したんだけど、それも入らない。
入らないことにはなんともなぁ……。
私はフロス人生を諦めるしかないのだろう……とぼんやり思っていたその矢先でした。
運命的なデンタルフロスとの出会い
それはアメリカへ長年患っていたアトピーを治療しに行った時のこと。
入院施設の代わりとなるホームにはいろいろなアトピーを引き起こさせないグッズが揃ってまして、その中にデンタルフロスがあったんです。
それがこれです。
これを見たとき「あぁ、フロスね。これ、入んないんだわ」と真っ先に思って、心の中で失笑していました。
しかし、実際に開封して糸を引き出してみると見たことないフィルム状で、きしめんみたいな平たい形状。
これは……入るかもしれないぞ……っ!
フロスへの捨てかけた思いを再度かき集め、その思いをこのアメリカ版フロスに託していざ……
スッ……
入ったーーー!!
難なく入りました。
そして、「フロスが入らないから何も詰まっていない」と思っていた歯間には歯垢が詰まっていました。
感動でした。
溜め込んだ歯間から取れる歯垢は結構臭いましたね。
口臭の原因はこれだったか!ってなりました。
薄っぺらいフィルムみたいなので、取りこぼすんじゃない?糸の紙縒りで絡めとった方がよく取れるんじゃない?
と思われそうですが、そもそも入らないのでは意味がないし、平くても2、3回歯間に通せばきちんと取れているような気がします。
本当にこれには感動しました。
行って良かったアメリカ。
コストコに売ってる安価なやつだったけど、全然良い。
もうキミ以外考えられない!
こうしてこのフロスの虜となった私ですが、Amazonにて輸入みたいな感じで購入しないといけないので割高。
日本のコストコで売っていないか確認したいです(メンバーカードないからそこから問題)
日本にはこういう平たいやつはないのかね?
ここ2年、定期歯科検診を受けているのですが、そこでやってもらうフロスも入らない。
衛生士さんもフロスの入らない歯間は入らないものとして放置されちゃうし、衛生士さんが頑張って入れたフロスも抜くときに渾身の力込めて抜かれるので笑いそうになります。
それでごっそり取れればいいんだけどね、むしろ歯間にフロスの糸が残るんだよね……。
「え?日本にもそういうフロスあるよ?知らないの?」
という方がおりましたら、ぜひお問合せフォームやSNSにて教えてください。
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