小児難聴の疑いで大学病院を受診し、再検査をした話

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育児

地元の総合病院で中等度の難聴がある可能性と言うことで、県の難聴児支援センターが併設されている大学病院へ紹介状をもらいました。
私でも生まれてからかれこれ30年以上の間かかったことのない大学病院にわが子は生後一ヶ月でかかることに。

予約して行ったのに専門医が不在

総合病院から大学病院へ電話して予約してもらったはずなのに、いざ初診にかかった際に言われたのが「今日は難聴児の専門医が不在の曜日でして……」
えええ……。
自宅から大学病院まで来るまでおよそ1時間半。
診察時間も大学病院の都合に合わせて9時半。
そのため上の子を義実家に朝早く預けて、そこから保育園に行ってもらったにも関わらず、専門医が不在の曜日!!
そんなの予約前から分かることなのでは……。
とはいえ、予約の連絡を直接取り合ったのはこの医師じゃなさそうだし、初診専門の医師もいるようなので、一発で専門医には会えないシステムなのか……。
とはいえ、とはいえ、新生児連れてるんだし、もう少しね、もう少しスムーズの方法はなかったのか!!
そう思いながら10日後に専門医の診察予約を取りました。

専門医から直々のお電話

翌日の夕方、息子に授乳していたら知らない番号から電話が掛かってきました。
取り逃して留守電を聞くと、先日会えなかった専門医から直接のお電話でした。
こちらの患者が新生児なこともあってか気を遣ってもらえたようで、検査をした総合病院の結果だけではなんとも言えないこと、同じ検査を大学病院でしてもらいたいが、検査の予約がかなり先になってしまうので、近くの別の機関に行って検査し、その結果でまた診察したいとのことでした。
言われるがままにその別の機関に連絡し、なんと3日後にABR検査をしに行くこととなりました。

児童発達支援センターで再度ABR検査

大学病院の初診の際に児童発達支援センターでの療育の話を多少聞いていましたが、行ってみるとホッと安心しました。
というのも、そこにはおしゃれな補聴器をつけた幼児くらいの子どもたちがなんの違和感もない喋りで会話しながら遊び回っていたからです。
私は息子にどのレベルかはわからないが難聴があると聞かされて、一番心配していたのがうまく喋れないことで他人とコミュニケーションを取りにくくなってしまうのではないか、ということでした。
そんな不安が少し軽くなった光景でした。
到着して初めにやったのはいろいろな音の大きさの楽器を聞かせ、その反応を見るテスト。
音が聞こえれば眉が動いたり、顔をそちらに向けたり、ビックリしたりする反応を見るのだそう。
とはいえまだ産まれて1ヶ月。
とにかく反応が薄い。
職員の方々も「眉が動いた?……気がする」といった感じ。


↑この楽器はさすがによく聞こえたようでビックリして泣いていました。
さて、ABR検査です。
1時間程度かかる検査の間は大人しくしていることが求められるので、生後1ヶ月の赤ちゃんには寝ていてもらわないといけません。
そのために寝やすくする薬を使うと言われました。
前に検査をした病院でもそのような薬があることは聞いていたのですが、生後3ヶ月からしか使えないとのことだったので、この施設では使えるのか!と驚きました。
同じ薬じゃないかもしれないし、医師によってはうまく取り扱えるのかもしれないですね。
使っていたのはトリクロリールという飲み薬でした。
息子が飲んでいるのを見ているだけで漂ってくるカラメル臭。
甘くして飲みやすくしているのかもしれませんが、ちょっと好き嫌いの分かれる味な気がします。
息子は何度も吹き出していました。
それでもある程度体内に入ったところで寝かしつけ開始。
薬は深く眠りやすくするもので、入眠剤とは違うそうなので、寝かしつけは母の技量……突然の責任感。
知らない場所だったからなのか、最近寝付きが悪い息子は授乳であっさり寝てくれました。
敷布団に寝かされ、そのまま検査室へ運ばれていく息子。
が、しかし、モロー反射で検査中も眠りから何度も覚めそうになってしまいます。
職員の方々が抱っこしたりうちわで仰いだりと再度寝るよう頑張ってくれるのがありがたかったです。
そしてそんな中、検査に使うパソコンがフリーズ。
検査が中断しては息子の眠りが続くように何度も寝かし付ける……そんなことを繰り返してもらっているのをただただ見守っていました。
そしてなんとか検査が終わり、その結果は……
軽度難聴もしくは健聴の可能性もあるとのことでした。
ヒソヒソ声が聞き取りにくいかもしれないとのこと。
ただし、これから各器官が成長していく赤ちゃんなので、もっと聴こえるようになる可能性もあるとのこと。
軽度難聴なら補聴器がいらないパターンもあるけれど、専門家としては補聴器をつけて言葉の習得をすることをおすすめするとのことでした。
というわけで、3ヶ月後に再検査ということになりました。
これまで考えてきた補聴器とか人工内耳とか、療育とか障害者手帳とか諸々のことを一旦頭から離しても良さそうかな〜と思うので、少しホッとしました。

来月に再検査を控えて、今の息子の聴こえはいかに

難聴を疑われてから聞こえてないだろう、と昼寝している息子のそばで日常音を出して生活していましたが、最近は忍び足で生活しています。
聞こえているような反応をしてくるので……。
寝かしつけたあとに私が移動する際の衣擦れ音で息子の呼吸が乱れたりなんかすると、ビクッとします。
耳の機能だけ生まれてから整ってきたのではないだろうか……?
とはいえ、耳のそばでおもちゃの音を鳴らしてもそちらを向こうとする気があまりないようなので、どちらかは聞き取りにくいとかあるのかな……?
検査次第ですが、どう出ても息子が生きやすい環境を作れるよう励むのみだなぁ、と思っています。
(この3ヶ月で寝かしつけがハードモードになってしまったので、検査中に寝てくれるのかどうかのほうが心配かもしれません)

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